イヌサフラン イヌサフラン(コルチカム、ユリ科)
 葉が枯れた後、秋に美しい花を咲かせる多年草で、地下に卵形の鱗茎があります。雌しべを婦人薬にするサフラン(アヤメ科)とは全く違う植物です。
 昔から神経痛や痛風の治療に用いられていますが、毒性も強く、一般の人が家庭で使用するものではありません。種子、鱗茎にコルヒチンというアルカロイドを含み、誤食すると皮膚の知覚麻痺を起こし、重症になると呼吸麻痺により死亡します。ギョウジャニンニク(ユリ科)と間違えて葉を食べた人が中毒した例もあります。
 コルヒチンは植物細胞の染色体を倍加させることから、品種改良や種無しスイカを作る際に利用されます。