結核

結核

結核とは

結核菌(Mycobacterium tuberculosis)により起こされる慢性の感染症で、菌を吸入する事によって発症しますが、健康状態などによっては発症しない場合もあるため、慢性の結核になるのは一般に10~20%といわれています。

主な症状

結核の主な症状は次のとおりです。

・2週間以上継続する咳、喀痰、胸痛等の呼吸器症状。
・発熱、けんたい感、食欲不振、体重減少。

結核菌について

結核菌はやや湾曲した細長い桿菌で、動物体内でしか生存出来ない菌です。また、結核菌は増殖の速度が非常に遅いという特徴をもっています。

結核緊急事態宣言

かつては国民病といわれたほど罹患率の高かった結核ですが、近年、罹患率は大きく減少し、過去の病気とされていた時期もありました。
しかし、平成9年には、これまでずっと減少していた新規発生結核患者数が38年ぶりに、罹患率が43年ぶりに増加に転じ、平成10年度の統計では41,033人もの新規結核患者が発生し、2,795人が結核で死亡しています。
このため、厚生省は平成11年7月26日「結核緊急事態宣言」を発表し、広く結核に対する注意を喚起しました。

予防と対策

罹患率増加の要因

結核が一般的な病気とされていた時期に結核菌に感染したものの、充分な健康体であったために発症せずに暮らしてきた人が、加齢とともに抵抗力や体力が低下して、結核を発症する一方、これらの患者から結核菌が感染し、新たな患者となってしまう例が多いと考えられます。

予防するには

・感染し、排菌しているときは、マスクを着用して菌の飛散を防ぐ。
・患者と接するときは、距離をおくか、マスク(N95マスク)を着用する。
・日ごろからバランスのとれた食事をとり、抵抗力(体力)をつける。