ドクガを見つけたら

・自宅の庭や自分の畑のまわりなら・・・・自分で駆除
・公園や空き地、道路わきなら・・・・管理者や所有者に駆除を依頼
・草原など自然の環境なら・・・・基本的には何もしない、大発生のときは保健所へ

自宅の庭

近くに草原があったり、大発生している年、あるいは脇に外灯があったりすると、庭に幼虫が発生することがあります。主に、バラ、ボケ、イチゴなどのバラ科植物のほか、ツツジなどにも発生します。 幼虫を見つけたら、まず、周りにもいないかどうか良く確認しましょう。 そして、状況に応じて駆除します。
まず、幼虫が1カ所にかたまっているときは、ゴム手袋を着用し、集団が付いている枝が十分入る位のビニール袋を幼虫集団の下に広げます。 広げる前に集団がいる枝を揺らすと幼虫が落ちてしまうので、気をつけて作業します。 うまく袋を広げたら、枝をゆっくりと袋の中に入れます。袋の口を閉じて、口のところの枝を剪定ばさみで切り取って、袋を閉じます。 こうすると幼虫集団を一網打尽にすることができます。 袋は、枝などで穴が空くこともあるので、安全のため別の丈夫な袋に入れて多重にし、生ゴミとして出してしまいましょう。 越冬前などの小さな幼虫は比較的安全なので、地面に穴を掘って、そこにビニール袋からふるい落として埋めてしまうこともできます。 殺虫剤の散布器を持っている場合は、集団に殺虫剤をかけることもできます。
幼虫が大きくなって分散してしまってから見つけたときは、大変危険な状態にあります。 この場合には大型の薬剤散布器で殺虫剤をかけたくなりますが、死体が乾燥して毒針毛が飛散する可能性があるので、注意が必要です。 とりあえず、目に付く範囲や玄関周辺など危険の高い場所の幼虫だけを処理することだけを考えましょう。 もちろん幼虫が蛹になるまでしばらくの間は庭は立ち入り禁止です。 まず、要らなくなった広口の容器にやや濃いめの中性洗剤液(もしあれば消毒用アルコールの方が良い)を入れ、その容器を幼虫の直下に置き、そこにゴム手袋をして割り箸などを使って幼虫を落とします(なるべく箸でつかまずに、ちょっとさわって落とすようにします)。 手前から奥へと捕まえていきます。 あまり奥まで行くと、見えない幼虫にやられてしまうので、深追い禁物です。 幼虫はしばらくすると中性洗剤の中に沈んで死んでしまいます(アルコールだとすぐ沈みます)。 そうしたら、液ごと地面にあけて、軽く土をかけておくか、上澄みを捨ててからビニール袋に入れて生ゴミとして処分します。
以前にも発生したことがある場合は、9月になったら幼虫がいないか丹念に調べ、大きく成長する前に駆除しましょう。

公園や空き地

近くの公園や家の隣の空き地などに幼虫が発生しているのを見つけた場合は、その公園や空き地の管理者や所有者に対応してもらいます。 直接伝えると波風が立つこともあるでしょうから、町内会や保健所を通じて連絡してもらうと良いでしょう。 所有者などが分からない場合も、保健所が相談に乗ってくれます。 また、空き地の所有者は、普段から草を刈ったり、幼虫の有無を調べるなど発生抑止に努めましょう。 雑草としてキイチゴ類などドクガのエサになりそうな植物が生えている場合は、それも抜いておきます。 公園などを利用する機会の多い方は、9月になったらハマナスなどに幼虫がいないか観察しておきましょう。 早めに駆除できるよう町内会などと共に協力体制を作るのも重要です。

草原や河川敷

草原や河川敷の草むらなどは、ドクガの本来の生息地です。 このような場所は、昆虫や野鳥など様々な動物の生活場所にもなっています。 また、一般の人の利用もあまりなく、山菜採りや釣りなどで利用する位です。 なるべく環境を保全するために、殺虫剤の散布や草刈りなどは極力避けなくてはなりません。 そこで、よっぽどの大発生でもない限り、手をつけずに放っておきましょう。 通常は、草原に生息する捕食者がうまく発生量を調整してくれるはずです。 山菜採りなどでこのような場所に立ち入る場合は、服装や幼虫に注意を払うのはもちろんですが、覚悟とあきらめも必要だと思います。 もし、幼虫が大発生していたり、近くに人家や公園などがあるときは、保健所に相談してみましょう。